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お問い合わせ喜びと感動を運んだ
父の手作りの勉強机
そして、一人部屋を持つようになって数日経ったある日、学校から帰ってきて、自分の部屋に入ってみたところ、そこにはなんと、朝まではなかった新品の手作りの勉強机がドーン!と置かれていたのです。どうやら、父が私に内緒で(山口木工所で)作ってくれていたらしいのですが、私は、その勉強机がある光景を見た瞬間、それまで殺風景だったはずの部屋が、ぱーーっ!と一気に明るくなり、子どもながらに、部屋として完成したような気がしたのです。そして、さっそく椅子に座った私は、その真新しい勉強机の天板を、いつまでもいつまでもすりすりとなでながら、にやぁとしていました(笑)。ものすごく嬉しかったですし、あのときの感動は、今でも忘れません。
よくよく考えてみますと、今私たち山口木工所がしている仕事というのは、それと同じだと思います。私たちの建具や家具という仕事は、建築において、工程の最後です。大工さんや工務店さんが一生懸命に作ってくれた100%の建物に、私たちの建具や家具が最後にポンときて、その建物の表情を一変させる、その場の空気を‘’ふっと”上げて120%にする、つまり、空間に“彩(いろど)りを与える”それが、私たちの仕事なのだと思います。
あのとき、けんた少年が覚えた喜びと感動、そういったものをより多くの方に提供できるような仕事を、これからもしていきたいと思います。
追伸:当時、大切に使っていた勉強机は、私の後に妹が使い、そして年月が経った今でも、実は捨てられずに、当社の工場の2階の倉庫に眠っております。
代表取締役 山口 研太
明治・大正時代 | 山口久四郎が大坪酒造において建具や道具類の製造職人として 勤務する。 |
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昭和2年 | 初代・山口寅造が現・飛騨市神岡町船津(堀川四)に木工所を設立。 |
昭和4年 | 会社設立二年後に、船津大化によって消失… ふたたび工場を立ち上げる。(これが写真の母屋) |
昭和31年 | 二代目・山口昌平が代表取締役社長に就任。 |
昭和35年 | 現・飛騨市神岡町船津(堀川四)より、 現・飛騨市神岡町殿(坂巻)へ工場を移転する。 |
昭和48年 | 工場が火事によって半焼、その三カ月後には工場を再建する。 |
平成2年 | 三代目・山口正一が代表取締役社長に就任。 |
平成24年 | 四代目・山口研太が代表取締役社長に就任。 |
所在地 | 〒506-1121 岐阜県飛騨市神岡町殿180-6 Google Mapで見る |
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TEL/FAX | TEL/0578-82-0489 FAX/0578-82-0472 TEL/0578-82-0489 |
yamamoku@aqua.ocn.ne.jp | |
創業 | 昭和2年4月1日 |
許可業種 | 建具工事業 |
資本金 | 1,000万円 |
工場建造物 | 延べ1914m² |
敷地面積 | 約2475m² |
設備 | 木工機械:48台 |
業務内容 | ドア、ふすま、障子、木製建具工事、特注、造作、木製家具工事 木製照明ルーバー制作、アルミサッシ等、鋼製建具工事、男の板倉 |
取引先 | 工務店、木工会社多数 |
取引銀行 | 飛騨信用組合 神岡支店 (当座239) 高山信用金庫 神岡営業所 (当座2531) |
資格・認定 | 一般建設業 許可番号 岐阜県知事 許可(般-16)第4636号 木材、建築、木材加工業者登録証 岐木連 木材加工 12-432 |