飛騨神岡の山口木工所の会社案内ページです。

会社案内

代表挨拶
山口木工所 代表取締役 山口 研太 山口木工所 代表取締役 山口 研太

喜びと感動を運んだ
父の手作りの勉強机

さて、私は小学生の頃、6畳の1つの部屋を弟と2人で使っていました。真ん中に本棚を置き、両サイドにベッド。勉強机は壁にくっついたカウンターテーブルで、そこに椅子を2つ並べて使っていました。ただ、小学校高学年になると、私もませてきまして、自分の部屋が欲しいと思うようになりました。当時、私たちの部屋の隣が両親の寝室で、私は両親に無理を言って、その寝室を空けてもらい、そこを私の部屋に、もともと弟と使っていた部屋を、弟の部屋にしてもらいました。
両親が寝室の荷物を別の部屋に移動し、そして、少し部屋をきれいに直してくれました。また、絨毯も敷き直し、ベッドや本棚を動かしてと、なんとなく自分の一人部屋らしくなってきたのですがどうも何かが足りません・・・。念願の一人部屋だったのにもかかわらず、なぜかしっくりきていなかったのです・・・。

そして、一人部屋を持つようになって数日経ったある日、学校から帰ってきて、自分の部屋に入ってみたところ、そこにはなんと、朝まではなかった新品の手作りの勉強机がドーン!と置かれていたのです。どうやら、父が私に内緒で(山口木工所で)作ってくれていたらしいのですが、私は、その勉強机がある光景を見た瞬間、それまで殺風景だったはずの部屋が、ぱーーっ!と一気に明るくなり、子どもながらに、部屋として完成したような気がしたのです。そして、さっそく椅子に座った私は、その真新しい勉強机の天板を、いつまでもいつまでもすりすりとなでながら、にやぁとしていました(笑)。ものすごく嬉しかったですし、あのときの感動は、今でも忘れません。

よくよく考えてみますと、今私たち山口木工所がしている仕事というのは、それと同じだと思います。私たちの建具や家具という仕事は、建築において、工程の最後です。大工さんや工務店さんが一生懸命に作ってくれた100%の建物に、私たちの建具や家具が最後にポンときて、その建物の表情を一変させる、その場の空気を‘’ふっと”上げて120%にする、つまり、空間に“彩(いろど)りを与える”それが、私たちの仕事なのだと思います。
あのとき、けんた少年が覚えた喜びと感動、そういったものをより多くの方に提供できるような仕事を、これからもしていきたいと思います。
追伸:当時、大切に使っていた勉強机は、私の後に妹が使い、そして年月が経った今でも、実は捨てられずに、当社の工場の2階の倉庫に眠っております。

代表取締役 山口 研太

山口木工所

山口木工所職人

沿革
明治・大正時代 山口久四郎が大坪酒造において建具や道具類の製造職人として
勤務する。
昭和2年 初代・山口寅造が現・飛騨市神岡町船津(堀川四)に木工所を設立。
昭和4年 会社設立二年後に、船津大化によって消失…
ふたたび工場を立ち上げる。(これが写真の母屋)
昭和31年 二代目・山口昌平が代表取締役社長に就任。
昭和35年 現・飛騨市神岡町船津(堀川四)より、
現・飛騨市神岡町殿(坂巻)へ工場を移転する。
昭和48年 工場が火事によって半焼、その三カ月後には工場を再建する。
平成2年 三代目・山口正一が代表取締役社長に就任。
平成24年 四代目・山口研太が代表取締役社長に就任。
会社概要
所在地 〒506-1121 
岐阜県飛騨市神岡町殿180-6 Google Mapで見る
TEL/FAX

TEL/0578-82-0489 FAX/0578-82-0472

TEL/0578-82-0489
FAX/0578-82-0472

E-mail yamamoku@aqua.ocn.ne.jp
創業 昭和2年4月1日
許可業種 建具工事業
資本金 1,000万円
工場建造物 延べ1914m²
敷地面積 約2475m²
設備 木工機械:48台
業務内容 ドア、ふすま、障子、木製建具工事、特注、造作、木製家具工事
木製照明ルーバー制作、アルミサッシ等、鋼製建具工事、男の板倉
取引先 工務店、木工会社多数
取引銀行 飛騨信用組合 神岡支店 
(当座239)
高山信用金庫 神岡営業所 
(当座2531)
資格・認定 一般建設業 許可番号 岐阜県知事 許可(般-16)第4636号
木材、建築、木材加工業者登録証 岐木連 木材加工 12-432
山口木工所お問い合わせお問い合わせ 0578-82-0489

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