約100年の歴史を持つ飛騨神岡の山口木工所の強みをご紹介。

山口木工所の強み

01技術力
建築家が頼る確かな技術力
建築家の先生の持つイメージ、あるいは技術的な可能性の判断など、私たちがこれまで積んできた経験と実績に基づいた判断とアドバイスをすることにより、現場が前に進んでいきます。
なんのために作るのか、どういった印象を持たせたいのか、どんな機能が必要なのか、ヒアリングと打ち合わせを繰り返し行い、意匠と機能を両立させていきます。住まい手の利便性まで考慮した高度な技術力と対応力が、建築家案件を年間60棟施工する実績に繋がっています。
理想を具現化する匠の技
理想を具現化する匠の技
先人たちから脈々と受け継がれてきた匠の技を伝承し、職人一人ひとりが個性ある強みと信念を持っています。木材を知り尽くし、細部にまでこだわる職人技はまさに芸術品となり、木工品に命を宿します。どんな困難な課題にも意欲的に取り組む姿勢で、理想を形にしていきます。私たちはこの技術と伝統をお客様へ提供するだけでなく、後世に伝承していく使命を全うしていきます。
木工のプロフェッショナル集団
木工のプロフェッショナル集団
当社には10〜60代才まで16人の職人が在籍しています。他社と比較しても人数が多くいるため、短納期のご依頼や大規模なボリュームにも対応することが可能です。山口木工所の職人はお客様の話(意図)に耳を傾け、柔軟な頭で臨機応変に対応する力があると自負しております。技術力だけではなく、ヒアリング力と提案力を兼ね備えた木のプロフェッショナル集団です。
02歴史
歴史とは、実績と信頼の積み重ね
山口木工所のこの道は、初代虎造の親、山口久四郎からはじまりました。久四郎は、明治から大正にかけて飛騨市神岡町朝浦にある造り酒屋、大坪酒造店に永くかかえ大工として、建物や酒づくりの道具や指物を専属に携わっていました。
※大坪酒造とは…江戸末期天保13年(1842年)創業。銘柄は「飛騨娘」「神代」。小規模ながら「完全手づくりの味」として「知る人ぞ知る」地酒造。
やがて、その子虎造も久四郎と一緒にに大工の道に励みました。

久四郎と虎造親子が一緒に手がけた「大坪別邸」
(久四郎42才、虎造14才)

当主の大坪先々代は京都出身なだけに「武骨な飛騨」というより「気品のある京都」の感じが外観にも内装にも漂う、くぐり戸、楓間とも無双開閉式でさらに1間×1間全体に上部にスライドする「蔀戸(しとみど)」となっています。虎造親子は、この大坪別邸を7年に渡り、大工として完成させます。

玄関大戸

現在でも飛騨全域には名家、古民家が残っていますが、他に類をみない形、仕組みになっています。この仕事を終え、初代虎造は、昭和2年、同町船津堀川町に大坪酒造より独立し、山口木工所を創業。あけて昭和4年には、船津町全域にわたる大火事で全焼。苦しくも再開を果たしました。2代目、昌平は神岡鉱山の隆盛に伴う、神岡町の人口増加に事業の拡大をとげました。戦前に導入したいわゆる木工機械は、飛騨全域でも最初のものと云われています。

3代目の正一は、事業のエリアを飛騨全域に広げ、特に高山市に力を注ぎ、当時も今も飛騨地区最有力ゼネコン飛騨建設(株)、堀口工務店(株)、金子工業(株)等との取引を開始し、今も大切なお客様として、継続しています。また、正一は本来の業務の他に、新しい商品開発にも力を入れました。その代表が「男の板倉(いたくら)」です。飛騨北部地区に点在する、板倉をベースとし、男の隠れ家的なスペースを提供しました。

正一が商品開発に力を入れた「男の板倉」

そのほか、今では一大アトラクションとなった廃線利用のレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」は、地域再生の決定版ともいえる山口木工所のオリジナル特許商品として、神岡だけではなく、全国の廃線活用の切り札として販売されています。

廃線利用のレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」

03立地
豊かな自然が育てた
「匠」の精神が息づく街
山口木工所は飛騨の豊かな森に囲まれた「神岡」にあり、その環境の中で古来より高度な木工技術が培われてきました。飛騨周辺で腕を振るっていた木工職人たちはかつて「飛騨の匠」と呼ばれており、中央政府からの命で造都へ派遣され、平城京や平安京の造都にも貢献したと伝えられています。
そんな歴史ある木工産業の息づく街だからこそ、現代を生きる木工職人である私たちには技術の継承者としての責任があると感じています。「飛騨の匠」の名に恥じぬよう、誠心誠意の技術とサービスでお客様に満足していただきたいと考えています。
匠の地、飛騨という立地 匠の地、飛騨という立地
匠の技と伝統がつくりだす価値
岐阜の小京都と呼ばれる高山や世界文化遺産である白川郷とも距離が近いこともあり、日本の伝統文化の継承を大切にする想いが息づいているエリアでもあります。現在では飛騨を代表する産業となった木工業を志す多くの若者が、匠の技を学ぶため全国から飛騨へ集まるのですが、当社でも香川県・群馬県・愛知県の出身者が勤務しています。匠の地・飛騨に身を置くことでしかやれないこと、感じられないこと、形にできないことを、山口木工所の価値として提供し続けます。
山口木工所お問い合わせお問い合わせ 0578-82-0489

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